防災対策>山で地震にあった時の防災対策

山で地震にあった場合、どういった対策をとればよいでしょうか。
山で地震にあった時、最も恐ろしいのは雪崩や土砂災害でしょう。
雪崩や土砂災害に合ってしまったら、ほとんどの場合は助かりません。
ただし雪崩や土砂災害は発生前に、前兆として山奥から地響きが聞こえてきます。
この音が聞こえたら、渓谷では、川を下って土砂が落ちてくる可能性があります。
避難する際に気をつけるのは、川に沿って下流に逃げないことです。
川を背にして、川に対して垂直な方向へ避難しましょう。
土砂の時速は数十キロになるともいわれており、下流に逃げたとしてもすぐ追いつかれ
ます。

　山道で地震にあった場合、揺れてバランスを崩し崖下へ落下しないよう、すぐに姿勢を
低くしましょう。揺れがおさまってもしばらくは、そのままの体勢でいましょう。
揺れの直後は、落石などが発生し危険です。

　また、岩場の多い山では落石に注意する必要があります。
避難する場合は、斜面側に体を向け、落石によく注意しましょう。
いずれにせよ、山の危険性をよく理解し、危機感を持ちましょう。